2000-09-30
SHOP
釣具の上州屋に警告
2重価格表示で、「有利」と誤認させる恐れ
自社ブランドにもかかわらず、メーカー希望価格とセールス価格の2重表示を行い、消費者に有利な価格だと誤認させる景品表示法違反の恐れがあるとして、公正取引委員会は29日、釣り具卸販売の上州屋に対し、警告を行った。

公取委によると、上州屋は今年1~6月にかけて、全国370の直営店などで、10回のセールスを実施。その際、「GETT」「KENcraft」などの自社や関連会社などが持つブランド製品には、メーカー希望小売価格の表示ができないにもかかわらず、同価格と「セールス価格」の2重価格表示をした。
2000-09-29
BASS
再放流禁止
岩手県の全湖沼・河川へ放流すると懲役などの罰則の可能性
岩手県内水面漁場管理委員会は28日、水辺の生態系を狂わせるとして社会問題となっているブラックバスなどの外来魚について、釣り人の再放流を禁止する委員会指示を策定することを決めた。ブラックバスなどの再放流禁止を打ち出したのは東北で初めて。指示は事実上、違反者に懲役などの罰則を科す効力があり、事務局が今後原案をつくって委員会で内容を決める。
2000-09-27
FISHING
ブロス
ドリーム・ウイルが沖釣り用のルアーを商品化
釣り具用ルアーを開発販売するベンチャー「ドリーム・ウイル」は、カツオやイナダなど沖釣り用ルアー「ブロス」を開発した。東京、大阪、仙台、豊橋の釣り具問屋を通して10月初旬から全国販売する。

同社は、手作りルアーの開発会社として今年7月創業。従業員3人、資本金300万円。大手メーカーではプラスチック成型品が多い中、アルミホイールにうろこをはった仕上がりを特徴としている。
2000-09-25
DATA
ブルーギル2500匹
横浜の住宅地の池の水を抜いて調査
横浜市の市民グループが、港北ニュータウン住宅地の人工池「鴨池」の水を抜いてみたところ、全国の湖沼で爆発的に繁殖している外来魚のブルーギルが約2500匹も見つかった。人気の釣り魚ブラックバスも約150匹いたが、フナやコイなどの在来種は合わせて150匹ほど。

これらの調査結果は、住民たちによって報告書にまとめられたが、肉食性外来魚の密放流は、団地のオアシスの様相も変えているようで、公園行政担当者も「池の魚をすべて調べたデータは非常に貴重」と注目している。
2000-09-22
BASS
iモードで情報ゲット
京都の企業が琵琶湖のバス情報を提供
コンピューターソフト開発のデジダイバ社が、携帯電話のiモードで琵琶湖のブラックバス釣り情報を提供するサービスに乗り出す。プロの釣り師と契約し、琵琶湖から釣果がリアルタイムで届けられるのが特徴。

情報提供料金は、年内無料で、2001年から月額500円程度の会費制にする方針。デジダイバ社は「携帯電話を新しい釣り道具として定着させたい」と話している。
2000-09-21
FISHING
クリオネ・カラー
クリオネは鮭の大好物!?
北海道根室管内標津町などの釣り愛好者の集まり・忠類川プロジェクトがクリオネを模したサケ釣り用フライを手作りし、売り出した。「サケが10匹いたら7匹はかかる」と釣り愛好家の間で評判。実は、愛くるしい姿で人気のクリオネは実はサケの大好物だそうです。

商品化は今年2月、同プロジェクトが忠類川で毎年8月~11月にかけて認められるサケ釣りPRのために計画。会員の10人で7月から作り始め、既に210個をこしらえた。8月中旬から標津サーモンパークの売店などで、別の種類の手作りフライとの2つ1組700円で、販売している。
2000-09-21
FISHERY
マレプ漁再現
アイヌ民族伝統の自在もりによるサケ漁
アイヌ民族伝統の自在もり「マレプ」によるサケ漁が23日、釧路市の釧路川で行われる。川でのサケ捕獲は道の条例で規制されているが、道ウタリ協会釧路支部がこのほど、道から特別採捕許可を受けて実現した。アイヌ民族伝統の儀式によるサケ捕獲は、札幌、千歳、登別のアイヌ民族文化を継承する団体に許可されており、釧路は4団体目となる。
2000-09-15
FISHERY
ブリの幼魚7万匹被害
大分県の入津湾に赤潮発生
大分県蒲江町の入津湾一帯で、今月上旬に赤潮が発生し、湾内の養殖いけすで飼育していたブリの幼魚約七万匹が死んだことが14日、地元漁協などの調べで分かった。いけすはすでに湾外に避難したが、被害額は3000万円を上回るという。
2000-09-14
GAME
ハイテク金魚すくい
東京都内などのゲームセンターに登場中
東京都内などのゲームセンターで、機械を操って魚をすくいとる金魚すくいゲームが人気を呼んでいる。東北のメーカーが夏に製造を始めるや、あっという間に全国に広がった。これまでも伊勢エビなどを景品としたゲーム機が登場し、「動物虐待」などと批判されたが、今回は目立った反発の動きはない。金魚すくいのハイテク化」とメーカーも自信ありげ。
2000-09-14
BASS
「私たちが放流しました」
盛岡の自営業者が密放流を証言
盛岡市の釣り人らが、ブラックバスを岩手県内で約10年前から数年間にわたり放流していたことが、盛岡市の自営業男性の証言で13日までに分かった。男性は「地元の湖を魚の釣れる水辺にしたい」との一心から、仲間らと秋田県の八郎湖でブラックバスを釣っては岩手県内の湖沼へ放流していた。水産庁によると、ブラックバスの繁殖拡大の経路が明らかになった前例はないという。

岩手県は平成5年に、県の内水面漁業調整規則を改正しブラックバス、ブルーギルについて県内の水系への持ち込みや移植を禁止した。違反者には6月以下の懲役もしくは10万円以下の罰金が科される。ただし時効は3年で、男性らの行為が規則改正後に及んでいたとしても時効とみられる。
2000-09-13
FISHING
ハゼ釣りファンが水路閉鎖・続報
埋め立て工事が始まりました
ハゼの釣り場として知られる東京湾有明北地区・旧貯木場(東京都江東区)の埋め立て工事が、13日早朝から始まった。着工は11日に予定されていたが、工事に反対するハゼ釣りファンや船宿業者が釣り船を繰り出し、工事区域への入り口を封鎖するなどしていたため、工事できない状態が続いていた。
2000-09-13
FISH
サケのつかみどり
岩手県で16年ぶりに復活します
岩手県大槌町で昭和59年まで開催されていた冬のイベント「サケのつかみどり」が12月、16年ぶりに復活する。

サケの産卵場所を荒らす可能性が指摘され中止されていたものだが、サケのふ化技術も向上したことなどが理由で復活する運びとなった。
2000-09-11
FISHING
ハゼ釣りファンが水路閉鎖
船宿業者が釣り船など約20隻により水路封鎖
東京都はハゼの釣り場として知られる東京湾有明北地区・旧貯木場(東京都江東区)の埋め立て工事を11日早朝から開始する予定だったが、工事に反対するハゼ釣りファンや船宿業者が釣り船など約20隻を繰り出し、旧貯木場に通じる3カ所の水路を封鎖したため、着工できないでいる。
2000-09-09
RESCUE
アユを人工河川に放流
異常渇水の琵琶湖でアユの遡上に影響
異常渇水で低水位にあえぐ琵琶湖で、アユの遡上に影響が出始めている。びわ町南浜の姉川の河口近くにある人工河川では、遡上できなくなったアユを琵琶湖から吸い上げて人工河川に放流、産卵させる作業に追われている。

人工河川を管理している県水産課では「例年だと補助的に人工河川を使っているが、今年は渇水時のためにという施設本来の目的に威力を発揮してくれそう」と話す。
2000-09-09
AQUARIUM
かごしま水族館
ぷくぷくフグとなかまたち
鹿児島市本港新町のかごしま水族館で7日、フグやフグ目の魚13種60匹を展示した特別企画展「ぷくぷくフグとなかまたち」が始まった。

展示されているのはハリセンボン、カワハギ、サザナミフグなどのほか、マンボウの剥製や世界でも少ない淡水フグ「アベニーパファー」などのフグ目の魚たち。11月5日まで展示されます。