2001-10-04
BASS
ブラックバス問題
天竜川でコクチバス繁殖
天竜川で1日までに、魚食性の強い北米原産の外来魚コクチバスの繁殖が確認された。先月30日に、辰野町の同河川で行った投網にかかった。低水温や急流でも生息し大食漢と言われるだけに、河川生態系や漁業への悪影響が心配されている。
2001-10-01
FISHERY
ヤマトカマス
捕れないはずがまとまって水揚げ
京都・丹後の若狭湾沿岸ではほとんどとれないヤマトカマスが今秋はまとまって水揚げされ、漁業関係者を不思議がらせている。春ごろから平年より一度ほど高く推移している海水温が南方の珍しい秋魚を呼び寄せているらしい。

日本海沿岸でとれるカマスは、アカカマスとヤマトカマスの2種類あり、丹後地方で見られるのはアカカマスが主流。9月から11月にかけて、定置網で漁獲される。一方のヤマトカマスは、主に山口県以南の沖合で水揚げされる。
2001-09-20
AQUARIUM
海くん
ジンベエザメ「海くん」が無事故郷の海に
今年6月に海遊館にやってきた3代目海くんは、メスの遊ちゃんと相性が合わず、1ヵ月ほど前から体調を崩していた。このため、ふるさと・高知の海に戻すことを決め、18日夜、搬出作業が行われた。

海くんは、太平洋の大海原に向かって放流され、船の周りを一周したあと南東の方角へ元気に泳いでいったということです。
2001-09-13
BASS
ブラックバス問題
皇居のブラックバス退治へ
環境省は、皇居のお堀にすみつき、小魚などを食べる外来魚のブラックバスとブルーギルを今年度から5カ年計画で本格的に駆除すると発表した。同省の調査で、これらの外来魚が急激に増えていることが分かり、放置すると日本固有の希少な魚の稚魚や卵が食い荒らされる恐れがあるとしている。
2001-09-08
AQUARIUM
ハナデンシャ
越前松島水族館で飼育中
福井県三国町雄島の沖で、極めて珍しいウミウシの仲間「ハナデンシャ」が43匹も捕獲され、同町崎の越前松島水族館に持ち込まれた。色彩が鮮やかで発光する超希少種のハナデンシャの飼育は全国的にもほとんど例がなく、同水族館では「1日でも長生きさせたい」と話している。
2001-09-06
FISHERY
マハタの養殖研究に成功
三重県科学技術振興センター尾鷲水産研究室で
「幻の高級魚」と呼ばれるマハタの養殖を研究している三重県科学技術振興センター尾鷲水産研究室が、マハタを市場出荷できる大きさにまで育てることに成功した。

稚魚についても、天然ものが1匹500~1500円であるのに比べ養殖ものを100円前後で提供できるという。同県は「三重のマハタ」として売り出す方針。
2001-09-04
FISH
魚大量死@福島
水質異常なし、違法漁の疑いがあります
福島県いわき市の好間川で、「大量の魚が死んでいる」と夏井川漁協の組合員からいわき中央署に通報があった。同署から連絡を受けた同市公害対策センターが調べたところ、体長20cm前後のアユやハヤなど数百匹が川底などで死んでいた。

水質調査では酸性度や酸素量に異常はなかった。また、死んだ魚のえらや口、皮膚にも異変はなかったという。このため、同センターは「魚の死因は毒物などではなく、被害拡大の恐れはない。違法な漁が行われた可能性もある」と説明している。
2001-09-01
AQUARIUM
タイワンガザミなど
志摩マリンランドで珍しいガザミを公開
志摩マリンランドに、ハサミや脚が白いワタリガニ科のタイワンガザミなど、体色がふつうとは違うガザミ2匹が入館し、公開されている。

入館したタイワンガザミは雄で、甲羅の幅が12.5cm、長さが6.7cm。ふつう、体色は青紫色で白い波のような模様があるが、右の脚5本のうちハサミを含めて4本が白く、左の脚の1本も一部が白い。志摩町の英虞湾でカニ網にかかり、同水族館に連絡があった。

もう1匹はハサミが赤紫色のガザミ(ワタリガニ)。本来は甲羅と同じ緑褐色だが、左右のハサミとも赤紫色をしている。阿児町の英虞湾で捕獲された。
2001-09-01
BASS
ブラックバス問題
「自然の保護と利用に関する世論調査」
内閣府は、「自然の保護と利用に関する世論調査」の結果を発表した。それによると、海外から日本に持ち込まれたブラックバスなどの「移入種」魚などについて7割を超える人が、生態系を守るため駆除した方がよいと考えていることが分かった。内閣府では「移入種による生態系の破壊問題が国民に浸透している」と分析している。

調査は全国の成年男女3000人を対象に実施。有効回答率は69.1%。5回目の今回、初めて移入種に関する質問を行った。
2001-08-29
BASS
ブラックバス問題
「琵琶湖を戻す会」の外来魚駆除大会
琵琶湖にて外来魚の駆除大会が行なわれます。

目的:琵琶湖にてブラックバス・ブルーギルなど外来魚の駆除を行う
開催日:2001年9月30日(日)・・・雨天決行
時間:10:00~15:00
※基本的には自由参加・自由解散。
会場:滋賀県草津市志那中公園
参加費:無料

参加団体 : 琵琶湖を戻す会(NIFTY日淡部屋有志一同)

協力:滋賀県漁業協同組合青年会、守山漁業協同組合
駆除方法:釣り
持ち物:釣り道具(特に釣り竿・魚を入れる容器)は各自でご準備下さい。
    但し、餌・仕掛けについては各100円でお分けいたします。
    昼食は各自ご持参下さい。(現地周辺にコンビニはあります)

この回が今年最後の駆除大会となる予定だそうです。

このイベントへの参加資格や事前申し込みの必要は一切ありません。
個人の参加や飛び入り参加も大歓迎。
会場は足場もよくトイレもあります。

お問い合わせは takada@sen.or.jp まで。
http://www.sen.or.jp/~takada/kujyo/
2001-08-24
FISH
魚500匹変死
シアンによる汚染が原因と断定
名古屋市港区の荒子川で大量の魚が死んでいると住民から通報があり、同市環境局で調べたところ、同川の北中島橋から下流約350mにかけ、コイやフナなど約500匹が死んでいるのを確認。採水検査の結果、猛毒のシアンが検出されたため、原因をシアンと断定した。
2001-08-24
BASS
ブラックバス問題
山形でフナ・エビなどが激減・・・駆除へ
山形県農林水産部の調査で、漁業権のある13の河川や沼で生息が確認され、フナやエビが減ったなどの被害が相次いでいることが分かった。

西川町沼山の「長沼」は、遊漁者が放流したブラックバスが大量繁殖しフナの数が激減。地元漁協への被害は大きく、県は7月から同沼に捕獲ネットを仕掛け、駆除に本腰を入れ始めた。
2001-08-20
FISH
草魚バスターズ
京都市でソウギョの捕獲作戦がスタート
観月の名所として知られる京都市右京区嵯峨、大覚寺境内の大沢池で、外来の大型淡水魚のソウギョから水草を守るプロジェクト「草魚バスターズ」が始まった。

大沢池では約30年前にソウギョが放たれて以来、水草が食べ尽くされた。プロジェクトでは、大学の研究者や学生らがソウギョを捕獲して発信器などを取り付けたり、水深の測定などを行う。今後3年かけてソウギョの生態を見極め、ある程度捕獲して数を管理する必要があるかどうかなどをつかんだうえで、スイレンを植える予定。
2001-08-13
AQUARIUM
夜の水族館
マリンワールド海の中道が閉館時間延長
福岡市東区の「マリンワールド海の中道」が、閉館時間を延長する「夜の水族館」を始めた。16日まで通常より2時間半延長し、午後9時まで開館する。真夏の夜を幻想的なムードの水族館で楽しんでもらうのが狙いで、初日夜は、2000人を超える家族連れやカップルが訪れた。
2001-08-12
FISH
ネコギギ
三重・伊勢の宮川水系で捕獲
国の天然記念物に指定されている淡水魚「ネコギギ」が、三重県伊勢市の宮川水系で捕獲された。

三重、岐阜、愛知の3県にだけ生息するナマズ目の魚で口ヒゲがあるユニークな顔付き。夜行性で、浅瀬の岩陰に潜む。近年は工事などで川底に砂がたまり、絶滅危惧種として環境省のレッドデータブックに載っている。